「にし阿波」とは、四国徳島県の西部に位置する美馬市、三好市、つるぎ町、東みよし市をエリアとする観光圏域です。
「にし阿波」は全国にある13の観光圏とともに、日本の顔となる世界品質の滞在プログラムの創造に取り組んでいます。
深い山々に囲まれた「にし阿波」
中央部には西から東へ「四国三郎」の異名を持つ吉野川が流れ、美しく雄大な自然環境を有しています。
ここを訪れる誰しもが、山の高い場所に展開する集落を見上げて驚嘆。集落に踏み入れてみれば、足のすくむような急傾斜の畑が広がり、山の厳しさを実感します。
自然と調和する山里の眺めは「日本の原風景の一つ」と言われ、独特の美しい景観を生み出しています。
傾斜地農耕システム
にし阿波の人口は約8万人で、そのうち1万人は山間部で暮らしています。山間部には平らな土地が少ないことから集落は傾斜地に張り付くように点在し、場所によっては斜度40度にもおよびます。斜面を利用する農業では、段々畑のように平らな面を造成することが一般的ですが、これらの地域では傾斜地のまま農耕を行なってきました。
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